2022年度中学入試の国語の出典作品をまとめました。
今年もたくさんの本から出題されました。
ブックガイドとしてご利用ください。
随時更新予定です。
男子校
出題校名 | 作品名 |
開成中学校 | 『おいしくて泣くとき』(森沢 明夫) |
麻布中学校 | 『氷柱の声』(くどう れいん) |
武蔵中学校 | 『記憶する体』(伊藤 亜紗) |
駒場東邦中学校 | 『教室に並んだ背表紙』(相沢 沙呼) |
筑波大学附属駒場中学校 | 『「アニメーション」を考える、ある視点』(片渕 須直) 『はじめてだらけの夏休み 大人になりたいぼくと、子どもでいたいお父さん』(唯野 未歩子) |
灘中学校 | 『動物はなぜ動物になったか』(日高 敏隆) 『生物はなぜ死ぬのか』(小林 武彦) 『臆病な詩人、街へ出る。』(文月 悠光) |
ラ・サール中学校 | 『物理学者のすごい思考法』(橋本 幸士) 『神さまのいうとおり』(谷 瑞恵) |
聖光学院中学校 | 『商店街のジャンクション』(村木 美涼) 『妖怪文化入門』(小松 和彦) |
栄光学園中学校 | 『詩的思考のめざめ』(阿部 公彦) 『メイおばちゃんの庭』(シンシア ライラント) |
海城中学校 | 『氷柱の声』(くどう れいん) |
早稲田中学校 | 『明日の僕に風が吹く』(乾 ルカ) 『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』(三宅 香帆) |
浅野中学校 | 『恩返し』(芦沢 央) 『同調圧力』(鴻上 尚史・佐藤 直樹) 『科学とはなにか』(佐倉 統) |
くどうれいんさんの『氷柱の声』が麻布中学校と海城中学校で出題。
灘中学校で出題された日高敏隆さんの『動物はなぜ動物になったか』 は、同日午後の西大和学園中学校(県内)でも出題され大きな話題になりました。
女子校
出題校名 | 作品名 |
桜蔭中学校 | 『僕たちはどう生きるか 言葉と思考のエコロジカルな転回(森田 真生) 『そらのことばが降ってくる: 保健室の俳句会』(高柳 克弘) |
女子学院中学校 | 『色鉛筆』(増田 れい子) 『アイヌ語をフィールドワークする』(中川 裕) |
雙葉中学校 | 『物語ること、生きること』(上橋 菜穂子) 『菜の花の小娘』(志賀直哉) |
豊島岡女子学園中学校 | 『値段がわかれば社会がわかる』(徳田 賢二) 『ハリネズミは月を見上げる』(あさの あつこ) |
フェリス女学院中学校 | 『自転車』(阿部 昭) 『人は語り続けるとき,考えていない』(河野 哲也) |
浦和明の星女子中学校 | 『他者を感じる社会学』(好井 裕明) 『はしのないせかい』(秋 ひのこ) |
豊島岡女子学園中学校で出題された徳田賢二さんの『値段がわかれば社会がわかる』とフェリス女学院中学校で出題された河野哲也さんの 『人は語り続けるとき,考えていない』はちくまプリマー新書です。
中学受験ではちくまプリマー新書と岩波ジュニア新書からよく出題されます。
説明文を得意にするためにも読んでおきたいですね。
共学校
出題校名 | 作品名 |
栄東中学校(東大クラス選抜) | 『考えるとはどういうことか』(梶谷 真司) 『鎌倉うずまき案内所』(青山 美智子) |
西大和学園中学校(県外) | 『モヤモヤの正体』(尹 雄大) 『夏のカルテット』(眞島 めいり) |
渋谷教育学園幕張中学校 | 『ものいいについて』(桑原 武夫) 『本心』(平野 啓一郎) |
渋谷教育学園渋谷中学校 | 『犬小屋』(いとうせいこう) 『人新世の「資本論」』(斎藤 幸平) |
早稲田実業学校中等部 | 『旅する練習』(乗代 雄介) 『旅をした人 星野道夫の生と死』(池澤 夏樹) |
渋幕は大人でも読むのが難しい作品ですね。
硬めの文学作品でも心が折れずに最後まで読む訓練をする必要があります。
まとめ
中学入試の国語出典リストは、各学校の先生のおすすめ本リストでもあります。
できるだけたくさん読みたいですね。
今後も随時更新予定です。