2021年度の開成中学校と桜蔭中学校入試

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東京と神奈川の私立中学入試がはじまりました。

さっそく開成・麻布・駒東や桜蔭・女子学院など、難関校の入試問題と解答速報が各塾のサイトで掲載されています。

やはり注目は開成中学と桜蔭中学。

開成中学校の算数は限られた時間内で問題の優先順位を見極める必要があります。

今年も誘導に乗れたかが合格の鍵だったようです。

国語の出典は最上一平さんの『糸』と山田玲司さんの『非属の才能』でした。

最上一平さんの『糸』は、SAPIXが的中したようです。

ただし4年生の教材。

テキストに出てきた作品は読んでおきたいですね。

桜蔭中学校の算数は処理量が多いです。

調べ上げる問題は頭の中だけで考えるのではなく、鉛筆を動かしながら問題を解く姿勢が試されているようです。

忍耐力が必要な計算問題も毎年出題されます。

国語の出典は稲垣栄洋さんの『はずれ者が進化をつくる 生き物をめぐる個性の秘密』と森絵都さんの『あしたのことば』の「あの子がにがて」でした。

稲垣栄洋さんと森絵都さんは説明文と物語文の頻出作家です。

事前に読んでいた受験生も多かったのではないでしょうか。

開成・麻布・駒東や桜蔭・女子学院など難関校の入試問題は、他の中学校の入試問題作成者もチェックしています。

志望校はもちろん、難関校の入試問題もできるだけ分析しておきたいですね。